ドコモのパケホーダイを思い切って解約したら色々と捗った話


約4か月前のお話です。
大学生の頃から使っているドコモの回線が、ついに契約期間12年オーバーになってしまいました。
電波の繋がり具合など品質面では、不満という不満を感じることはほぼなかったのですが、MNP転入者ばかりがキャッシュバックやら何やらで優遇される最近の風潮にいい加減愛想が尽きて来ておりまして、ある時ついカッとなってパケホーダイプランを解約することを決意しました。

前提条件

  • 通話は1日数分程度。メールは来たものを受信して返信を送るくらい。
  • スマートフォンTwitter/2ch/ブラウジング/メールのみ。
  • 自宅および職場では主にWi-Fiを使用。
  • 月々の通信量は500MB未満。
  • iモードメールで色々な人とやり取りしているので、メールアドレス変更は出来れば避けたい→MNPはしたくない

パケホーダイ契約時の月々の支払金額

改善前の月々の支払金額(各税込)。

FOMA タイプSSバリュー980
パケホーダイフラット5,460
iモード使用料315
spモード使用料315
ケータイ補償お届けサービス399
ユニバーサルサービス3
ISPセット割-315
eビリング割引-105
月々サポート-700
合計\ 6,352

基本方針

古い友達や田舎の両親とのやり取りにiモードメールを使い続けており、メールアドレスの変更を伝えるのが非常に面倒なので、ドコモから別のキャリアにMNPするという選択肢はなし。

そこで、今使っているドコモの回線は、通話/メール専用としてそのまま維持し、

の2台持ち体制にすることにしました。

データ通信用端末には、安価なSIMカードをもう1枚用意します。

通話/iモードメール用のフィーチャーフォンを買う

通話/メール以外の機能は全く必要ないので、出来る限りシンプルで安価な機種を選ぶことにします。

docomo STYLEシリーズ P-07B
Amazonで購入可能な白ロムの中でも比較的安価だったのと、無駄な機能が少なく2台持ち用途には最適と判断。
現在のドコモのSIMをP-07Bに差し替え、電話帳データもこちらに移行します。

SIMカードを購入

最近はSIMフリー端末用のプランが数多くあるのですが、今の時代あまり低速な通信はしたくないのと、全体通信量が比較的少ない点を考慮して、以下を購入しました。

日本通信 bモバイル4G Amazon.co.jp限定販売 高速定額(500MB/1ヶ月)標準SIMパッケージ BM-AMFRL-500MB

1ヶ月間500MBまで使い放題、LTE回線も使えて、月々たったの1,980円という、非常にお買い得なプランです。
万が一500MBを越えてしまった場合は通信遮断&追加で若干割高な通信量を購入することになるので、「ほとんどの状況において500MBを超えることはない!」という確証がある場合にはぴったりのプランかと思います。
初期費用として3,150円かかりますが、Amazonで気軽にポチっと出来るので心理的な障壁が非常に低くてヤバいです。
購入時には標準SIM、マイクロSIMのどちらかを選ぶことになりますが、現在使っているスマートフォンXperia arc)はSIMカードスロットが標準SIM用なので、ボクの場合は標準SIM版を購入します。


数日後、Amazon SIMが配送されてきたら、早速日本通信のWebサイト上からクレジットカード情報の登録手続きを行います。お昼の時間帯であれば15分程度にすぐに開通完了してしまいます。
間違って深夜に登録手続きを完了させてしまうと、開通が翌朝にずれ込んでしまうので注意。

Amazon SIMをスマートフォンに挿して通信出来ることを確認

日本通信のSIM、見た目はどう見てもドコモのSIMカードです。

ドコモの端末であればSIMロック解除手続きなしに使用することが出来るので、特に何も考えずに即挿しします。

SIMカードに添付されている説明書に従い、スマートフォン側のAPN設定を行います。

データ通信については特に問題は起きなかったのですが、Androidブラウザの初回起動時に毎回エラーダイアログが出る現象が消えず少々面倒ではありました。


パケホーダイフラットを解約

Amazon SIMで正常に通信出来ていることを確認後、パケホーダイフラットを解約します。

パケホーダイの解約はMy docomo上では行うことは出来ず、ドコモショップに出向いて手続きをすることになります。

手続きに当たりドコモショップのお姉さんに「解約の理由を教えてもらえませんか?」と聞かれたので

「ドコモとはかれこれ10年以上も契約してるのにMNPばかり優遇しやがるクソっぷりに飽き飽きしてしまい、今後はなるべく御社にお金をお支払いしたくないからです。黙って土管屋稼業に励んで頂きたくお願い申し上げます^^」

と思わずバカ正直に言いそうになってしまったのですが、そこは大人なのでグッとこらえて「えーと…自宅でしかスマホ使わなくなったので…」とソフトに回答しておきました。

月額支払額はどうなったか?

FOMA タイプSSバリュー980
iモード使用料315
spモード使用料315
ケータイ補償お届けサービス399
ユニバーサルサービス3
ISPセット割-315
eビリング割引-105
b-mobile Amazon SIM定額1,980
ユニバーサルサービス3
合計\ 3,575

パケホーダイフラットを解約した為、所有端末(Xperia arc SO-01C)に付いていた月々サポート(月額700円引)は消滅してしまいましたが、それでも2,800円程度支払金額を削減することが出来ています。
新しい端末の購入、およびSIMカードの購入に10,000円近く使っているものの、このまま数か月ほど運用すれば元が取れる計算になりますね。

まとめ

月々の通信量があまり多くない人は、パケホーダイを解約して日本通信のSIMを導入することで、月額支払額を大きく抑えることが出来ます。
端末を2台持ち歩く必要があるという点がネックになりそうですが、その部分が問題にならない場合は、このような方法を試してみるのはいかがでしょうか?